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椎名林檎のアルバム『勝訴ストリップ』が、2025年3月31日で発売25周年を迎えます。この節目に、アルバムの魅力や関連情報を振り返ります。
『勝訴ストリップ』とは
2000年3月31日にリリースされた椎名林檎の2作目のオリジナルアルバム。前作『無罪モラトリアム』と対を成す作品として位置づけられており、タイトルの頭文字が「MM(無罪モラトリアム)」と「SS(勝訴ストリップ)」で対になっていることも象徴的です。
本作は、前作のような1曲ごとの個性が際立つ構成とは異なり、アルバム全体を通してひとつの作品としての完成度が高められているのが特徴。収録曲のタイトルがシンメトリーになっている点も大きなポイントであり、このシンメトリーの手法は後の作品にも継承され、現在も続く椎名林檎ならではの緻密な作品表現のひとつとなっています。
リリース後、アルバムは250万枚以上を売り上げ、ダブルミリオンを記録。音楽性、コンセプト、セールスすべてにおいて、椎名林檎のキャリアを代表する一枚となりました。
『勝訴ストリップ』を象徴する3つの名曲
『勝訴ストリップ』には、椎名林檎のキャリアを語る上で欠かせない名曲が収録されています。その中でも特に注目すべきは、『本能』『ギブス』『罪と罰』の3曲。それぞれが異なる魅力を持ち、アルバムの世界観をより豊かにしています。
本能
1999年10月27日にリリースされた4thシングル。ナース姿でガラスを割る衝撃的なミュージックビデオが話題となり、一気に椎名林檎の名を世間に広めました。挑発的な歌詞と切れ味の鋭いメロディが絡み合い、聴く者を圧倒する1曲。女性の強さと官能美を併せ持った楽曲として、今なお多くのリスナーに愛され続けています。
ギブス
2000年1月26日リリースの5thシングルで、叙情的なバラード。 編曲を手掛けた亀田誠治は、「自分の葬儀で流してほしい」と語るほどこの曲に深い愛着を持っています。シンプルなアレンジがかえって楽曲の持つ美しさを際立たせ、切ない歌詞とともに心に染み渡る作品です。
罪と罰
同じく2000年1月26日に『ギブス』と同時リリースの6thシングルで、ダークで退廃的な世界観が印象的な楽曲です。近年になり、Adoによるカバーや、millennium paradeと椎名林檎のコラボ楽曲『W●RK』のミュージックビデオが『罪と罰』のオマージュとして話題となり、再評価されました。攻撃的なギターサウンドと不穏な空気感が融合し、まるで映画のようなスリリングな展開を見せる一曲。時代を超えて聴き継がれる、椎名林檎の代表曲のひとつです。
『勝訴ストリップ』発売当時の熱狂を追体験できる雑誌特集
2000年初頭、『勝訴ストリップ』のリリースに伴い、数多くの音楽誌・カルチャー誌がこのアルバムを大々的に特集しました。制作秘話や当時の椎名林檎のインタビューや貴重なショットが掲載されており、アルバムが生まれた背景を知ることができる貴重なアーカイブとなっています。
発売当時の熱気をリアルに感じ取れるこれらの雑誌は、ファンにとってまさに「発掘すべき宝物」。もし見つける機会があれば、ぜひ手に取ってみてください。
- 『音楽と人』 2000年2月号
- 『H』 2000年2月号
- 『Gb』 2000年2月号
- 『Weekly ぴあ』 2000年3月27日号 No.847
- 『ROCKIN’ON JAPAN』 2000年4月号
- 『SWITCH』 2000年4月号
- 『勝訴ストリップ バンドスコア』
『勝訴ストリップ』を彩る多彩なミュージシャンたち
『勝訴ストリップ』のサウンドを支えたのは、椎名林檎の音楽世界を熟知し、独自の色を添えた実力派ミュージシャンたちです。前作『無罪モラトリアム』から引き続き、亀田誠治(ベース)、河村智康(ドラム)、西川進(ギター)、森俊之(キーボード)といった名うてのプレイヤーが参加。本作のサウンドを決定づけた、以下の2名のギタリストの活躍は特筆すべきポイントです。
名越由貴夫
卓越したノイズサウンドによるギターワークで作品に深みを加えた名越由貴夫は、その後も現在に至るまで椎名林檎と活動を続ける重要なプレイヤーとなりました。彼の奏でるギターは、楽曲に妖艶なニュアンスを加え、鋭さと情熱を兼ね備えた音色で『勝訴ストリップ』の世界観をより強固なものにしています。1996年からCHARA、小林武史と共にYEN TOWN BANDとして活動。椎名林檎は彼らの楽曲を高く評価していました。
浅井健一(ベンジー)
BLANKEY JET CITYのフロントマンとして一世を風靡した浅井健一(ベンジー)は、かねてから椎名林檎がリスペクトを公言していた存在。彼女が楽曲『丸ノ内サディスティック』でその名前を挙げるほどの憧れを抱いていました。『罪と罰』のレコーディングでは、なんと椎名林檎自らギターなしの音源を送りつける形でラブコールを送り、ついにコラボレーションが実現。浅井独特の荒々しくも繊細なギターが楽曲に唯一無二の個性を与え、アルバムの中でも異彩を放つ仕上がりとなりました。
豪華ミュージシャンたちが集結し、それぞれの音が絡み合うことで完成した『勝訴ストリップ』。この作品の魅力を再確認するうえで、ぜひ彼らのプレイにも注目してみてください。
『勝訴ストリップ』の世界を映像で追体験する
『勝訴ストリップ』の魅力は、音だけにとどまりません。当時の椎名林檎の圧倒的な表現力を捉えた映像作品がいくつもリリースされており、アルバムの世界観をさらに深く味わうことができます。
性的ヒーリング〜其ノ弐〜
椎名林檎の楽曲を映像作品として楽しめるミュージックビデオ集。『ギブス』『罪と罰』に加え『闇に降る雨』『アイデンティティ』など、『勝訴ストリップ』に収録された楽曲のミュージックビデオが収められています。楽曲ごとに異なる物語が展開され、歌詞の世界観を視覚的に表現。当時から映像のアートワークにもこだわりが詰まっており、単なるMV集にとどまらない作品となっています。


下剋上エクスタシー
2000年に行われたツアーのライブ映像を収めた作品。『勝訴ストリップ』の楽曲を中心に、スタジオ音源とは異なるライブならではのアレンジが楽しめます。このツアーから、スタッフが白衣を着用するようになったこともファンの間では有名なエピソード。医療をモチーフにした独自の世界観が、パフォーマンスとともに完成されていく様子を観ることができます。椎名林檎ならではの演出と、圧倒的なパフォーマンスが詰まった一本です。


座禅エクスタシー
2000年7月30日に福岡・嘉穂劇場で開催された一夜限りの伝説的ライブ。その名の通り、和のテイストが取り入れられた荘厳なステージで、独特の緊張感が漂う空間の中、椎名林檎のパフォーマンスが展開されました。特筆すべきは、『サカナ』『ストイシズム』といった楽曲がこの公演でしか披露されていないこと。その希少性もあり、ファンにとっては特別な意味を持つ映像作品です。


これらの映像作品を通じて『勝訴ストリップ』当時の空気感を、音楽だけでなく視覚的に堪能してみてください。
公式サイトの特別コンテンツ
ユニバーサルミュージックの公式サイトでは、当時のフライヤー「RAT」を復刻した「電脳RAT」や、過去のコンテンツを再公開する「回想録」など、ファン必見のコンテンツが公開されています。これらを通じて、当時の雰囲気や情報を追体験できます。
25周年を迎える『勝訴ストリップ』。この機会に、改めてその魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
『勝訴ストリップ』を聴く🎧️


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この映画を、目撃せよ。
椎名林檎が注目する俳優 河合優実 主演。
向井秀徳が語る、山中瑶子監督の覚悟——
「恐ろしいほどに、オノレの感性を信じて貫き通している山中監督がコワい。コワすぎて嬉しくなってくるのだ。」
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